サイフォン式コーヒーの注ぎ方　抽出方法を紹介

自宅でも、カフェのように優雅で本格的なコーヒーを味わいたい。
そんな時、役に立つのがサイフォン式コーヒーです。
カフェや喫茶店などに置いてあり恐らく見たことがある人はいるでしょう。

カフェなどで使われている器具なので、難しそう・自宅でもおいしく作れるかわからない
手間がかかり、めんどくさそうと思ってる方に
今回はサイフォン式コーヒーの注ぎ方・コツについて説明していきます。

実際にやってみると、とても簡単で美味しいコーヒーが作れます。
優雅な気分でコーヒーを味わうことができるのでぜひ参考にしてみてください。

サイフォン式コーヒーの特徴

サイフォン式は、コーヒー粉にお湯を浸してじっくり抽出するという浸漬法があり
この方法で淹れることによって、豆本来の風味が味わえることができ
香りが強い、コーヒーに仕上げれることができます。

また、抽出する時間さえ守れば味がブレにくくなっており、初心者の方でも
使い方を覚えてしまえば、安定したコーヒーの味が出せるといった特徴があります。

フラスコ内の水を加熱し、沸騰させ内部の気圧変化を利用し、コーヒー粉を入れる
ロートの部分にお湯が上がり粉がじっくりと漬かり抽出します。

そして、水を沸騰させていた熱源を取り外すことにより、フラスコ内の気圧が下がり
じっくりと漬かっていたロート部分のコーヒーが落ちてくる仕組みになっています。

・ロート
コーヒー粉を入れ、気圧の変化で上がってきた、お湯がコーヒーに変わる所。

・フラスコ
お湯を注ぐ場所で、最後に完成したコーヒーを受ける器具。

・スタンド
フラスコを固定するための器具。

・ろ過器
ネルまたは、ペーパーフィルターをセットしロートからフラスコに
コーヒーが落ちる際に、ろ過する器具となっています。

・アルコールランプ
フラスコ内の、お湯を沸騰させるための器具です。

・ロート立て
文字どうり、ロートを立てかける器具になってます。

まず初めに、ロートにろ過器をセットし、完成量に合わせてロートにコーヒー粉
フラスコにお湯をいれていきます。

目安の分量：1杯で12gのコーヒー粉・144mlのお湯・122ml分のコーヒーが完成します。
2杯入れたい方は、24gのコーヒー粉・288mlのお湯で2杯分になります。

次に、アルコールランプなどの熱源をフラスコの下に設置します。
※アルコールランプを使う場合は、風防のセットを使いましょう。

お湯を入れたフラスコに、ロートを傾け軽く差し込みます。
※この時に、完全に差し込んで密閉しないで下さい。

ロートについている玉鎖が、ぶくぶくと泡が出始めたらロートを
フラスコに完全に差し込んで固定します。
※ゴム部分に、隙間がない程度でセットして下さい。

フラスコ内のお湯が沸騰して、ロート部分に上がりきったら竹べらや専用スプーンを
使い押すように、お湯と浮いた粉を１０回～１５回ほぐすようにかき混ぜます。
かき混ぜ終えたら、1分測り待ちましょう。
※かき混ぜる際、ろ過機に当たるとコーヒーが下に漏れるので気を付けましょう。

1分経過したら、軽く２．３回かき混ぜ熱源を止めます。
※「アクを含む泡」「コーヒーの粉」「コーヒーの液体」の３層に分けましょう。

コーヒーが、フラスコ内に落ち切ったらスタンドをしっかりと握り
ロートの上部を持って、ゆっくりと無理せず外してください。
※無理して外してしまうと、器具が破損する恐れがあります。

フラスコ内のコーヒーをカップに、注げば完成です。
※ロート内に、上部の残る粉が細かいアクの入った泡だったら
よい抽出ができているので確認してみてください。

サイフォン式コーヒーの強みは
「コーヒー豆の持つおいしい成分や香りなどを強く引き出せる」なので
古いコーヒー豆を使うのは、避けましょう。

強くかき混ぜてしまうと、コーヒー粉に余分な圧力がかかり雑味の原因となり
不味く感じてしまうので、優しく混ぜましょう。

抽出時間が短すぎると、薄い味になってしまいます。
逆に、長すぎると苦味が強くなるので４０秒～１分がおすすめです。

最終的には、自分の好みに合わせて調整してみるのもコーヒーを
楽しめる一つなので、探してみてください。

サイフォン式コーヒーの淹れ方・コツを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
器具の取り扱いや撹拌作業など、慎重にしないといけないサイフォンですが
他とは、違う作業方法や抽出方法など魅力が感じられる器具です。

ぜひ、作業過程を楽しみながら自宅でもカフェのように優雅で本格的なコーヒーを味わい
１日の始まりに、欠かせないものになってくれると嬉しいです。