コーヒーが好きな人ならば、自分で焙煎してコーヒーを飲んでみたい。
そう思ったことはありませんか?
コロナ禍ということもあり自宅でいる機会も増えたと思います。
自宅で簡単に、本格的な焙煎ができる家庭用焙煎機が多く発売されるようになりました。
そこで今回は、自宅でコーヒー豆の煎る方法を説明し、焙煎のオススメの道具を紹介していきたいと思います。自分に合った焙煎機を見つけれる様に、様々な商品を紹介します。
自分好みの焙煎機で豆を煎り、自宅で本格的なコーヒーを楽しみましょう。
自宅で焙煎に挑戦!
焙煎前の生豆を仕入れ、自分で煎って好みのコーヒー豆を作ってみましょう。焙煎直後の新鮮なコーヒー豆は風味や味が楽しめます。生豆から自分で作る事によって、よりコーヒーの魅力に気付くことが出来ます。
まずは、基本的な方法と注意点について紹介します。
手動式焙煎機
・コーヒーの生豆/約100~150g
・焙煎用の手綱
・ドライヤー、うちわ
・ガスコンロ
・軍手
・ザル
手順
①生豆を水で洗って、手綱に生豆を入れる
ゴミがついているので、焙煎をする前に生豆を米を研ぐように洗います。
②軍手をして中火にかける
ガスコンロに火をつけ火から高さ10〜15cmくらいの所で、網を水平にしながら振る。焼きムラができないように網を振ります。3分程経つと水分が抜けて少し色づいてきます。段々と薄皮が取れて薄茶色に変わります。この状態が「浅煎り」と言います。
③1爆ぜ(ハゼ)
さらに10分程経つと、「パチパチ」という音がします。
この状態を「中煎り」と言います。
④2爆ぜ(ハゼ)
焙煎開始から約15程経つと、「チリチリ」という音がします。この音が鳴ると、豆が十分に膨らんでいる証拠になります。すると煙が出て香ばしい香りがする様になります。この状態を「中深煎り」と言います。
⑤火からおろして素早く冷ます
自分好みの煎り加減になったら、ザルにあげます。コーヒー豆の熱で焙煎が進むので、ドライヤーの冷風などで素早く冷まします。ある程度、粗熱が取れたら完成です。
⑥焙煎後
焙煎後は、すぐに抽出せずにしばらく寝かせましょう。焙煎後は、加熱によって発生したガスや煙の香りが残ってしまいます。そのまま抽出するとお湯になじみにくく深煎り豆でもあっさりとした味わいになったりします。コーヒー豆のままなら5日寝かせてください。挽いてコーヒー粉にすると2〜3日で落ち着きます。
使いやすい焙煎機を選ぶ
今回基本の焙煎では「手動式」を紹介しましたが、焙煎機には他にも種類があります。自分好みのコーヒー豆を作るなら、自分の使いやすい物を選びましょう。
熱源・焙煎方法・焙煎形式を理解
焙煎機は「熱源」「焙煎方法」「焙煎形式」があります。また、コーヒー豆への熱の伝わり方が違うので同じ生豆でも仕上がりの味は違います。生豆は産地や品種によって味や風味が異なるので、最適な焙煎が出来る物を選べば最高のコーヒー豆になります。それぞれの特徴を簡単に紹介します。
熱源
ガス式
・火力が調節できる
・慣れるまでに時間が掛かかる
電気式
・自動で焙煎できるので、技術は不要
・自動なので焙煎している感覚があまりない
ガス式&電気式
・ガスの上で電動で回しながら焙煎する
・火力の調節&自動の良いとこどり
焙煎方法
手動式
・生豆を煎る感覚が味わえる
・リーズナブルなものが多い
・好みの焙煎度合いを見つけるまでにコツが必要
電動式
・生豆を入れたドラムが一定の速度で回転する
・火力などが調節でき、生豆の状態が観察できる
自動式
・焙煎の温度・時間を設定するだけで全てできる
・手軽に本格的な焙煎が楽しめる
・完全自動とカスタムタイプがある
・高価なものが多い
焙煎形式
直火式焙煎
・直接火をあてて生豆を煎る方法
・焼きムラが起きやすい
・コーヒーの風味・味が出やすい
熱量式焙煎
・真下から熱源をあてて、加熱された空気をシリンダーに引き込んで煎る方法
・柔らかい酸味とやさしい苦味が出やすい
半熱量式焙煎
・離れたところから熱源をあて、加熱された空気をシリンダーに引き込んで煎る方法
・しっかりとした苦味・酸味・甘味が出やすい
焙煎機おすすめ道具
フジローヤル(FUJI ROYAL)
手動式の焙煎機で網目状のフタからコーヒー豆の状態を確認することが出来ます。コーヒー豆の香りを感じながらじっくり煎れるのが魅力的です。軽く煎ったり香ばしく煎ったり自由に調節出来るので、さまざまな味のコーヒーを楽しめます。
価格も安価なので、初めて焙煎する方におすすめです。
ハリオ(HARIO)
耐熱ガラスを取り入れた手回し焙煎機。ガラスになっているので豆の様子を確認しながら焙煎できるのが特徴です。コーヒーの出来上がる姿を見ながらゆったりと過ごしたい方、自宅で本格的なコーヒーを満喫したい方にオススメです。お好みの煎り加減が一目でわかり手軽に自家焙煎が楽しめます。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックは、自宅でプロの焙煎を再現できる、自動式で高性能なコーヒー焙煎機を発売しています。スマホと専用アプリを連動して焙煎状況を確認できます。使い勝手に優れている所が特徴です。
温度、時間、風量を1℃、1秒、1%単位で選定することができ、自分が作成した焙煎プロファイルを作成し焙煎を楽しむことができます。
モニタリング機能で焙煎中の温度をリアルタイムに確認することが出来ます。記録機能で焙煎中にハゼのポイントなどを記録をしておくことが出来ます。
ヌーボ(Nuvo)
手動式のコーヒー焙煎機です。本体にセラミックとレザーの素材が使われていてスタイリッシュなデザインになっています。セラミックになっているのでゆっくりと加熱でき、焙煎の時間を楽しむことが出来ます。
カセットコンロの火力で、焙煎が短時間に出来ました。キャンプに持っていって使用することも出来ます。真ん中の穴から、焙煎度合いを確認しながら作業することが出来ます。ハンドグリップが少し短い為、熱くなってくるので軍手などをして作業する方がいいと思います。
Yongqin コーヒー焙煎機
初心者の方にオススメのコーヒー焙煎機です。コーヒー豆の色や形の変化、風味を手軽に観察できる「抽出観察窓」があるので焙煎をしたことがない方でも作業することが出来ます。
急速冷却システムが付いているので焙煎したてのコーヒー豆を素早く冷やし、焼き過ぎを防ぐことが出来ます。
焼きすぎると苦味が強くなってしまうので気を付けましょう。
また、多機能焙煎機になっているのでコーヒー豆だけでなく、ピーナッツ、もち米、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、コーンポップコーン、なども焙煎することが出来ます。
まとめ
手間ひまを掛けて自分で作った自家焙煎コーヒーはお店では味わえないです。コーヒーの味や風味を引き出すことができるのが焙煎です。あなたが気に入る焙煎度合いを見つけてください。
初心者の方はいきなり高価な物に挑戦するよりも、安価な手動式のものから焙煎に慣れて、電動式へとステップアップすることをオススメします。
焙煎後のコーヒー豆を美味しく入れる方法を紹介します。
よろしければ参考にしてみて下さい。